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ベスト・オブ・ベストよりもベター×ベター

資産運用の成果は次の式で計算できます。

例えば、100万円を年利5%で3年間運用したときの成果は次の通りです。

新NISAが始まって、資産運用に関心を持つ人が増えてきました。

オルカンが良いとかS&P500が良いとかいった議論が盛んです。

でも、利回りというのは、振り返ったらたまたまそうだったという偶然の結果に過ぎません。

少し乱暴な例えですが、20年後にオルカン(世界株式)、S&P500(アメリカ株式)、トピックス(日本株式)あるいはグローバルサウス(新興国株式)のどれが一番高い利回りを達成しているのかを議論するのは、サイコロを振ったらどの目が出るのかを議論するようなものです。

上の式をよく見れば、私たちが資産を増やす為に出来ることは「利回りを上げる」以外にもあるとわかります。

「運用金額を増やす」と「運用期間を長くする」です。

毎月1万円を年利で10%で20年間積立投資した場合の成果は、元本240万円が約724万円ですが、

毎月2万円を年利8%で20年間積立投資した場合の成果は、元本480万円が約1,145万円となりますし、

毎月2万円を年利8%で30年間積立投資した場合の成果は、元本720万円が約2,836万円となります。

運用効率を求めるのならば、利回りが最重要ですが、最終的な資産の大きさを求めるならば、積立金額と積立期間も同様に重要です。

いくら効率がよくても、元手が小さすぎたり、運用期間が短すぎたりすれば、大きな成果は得られません。

ベスト・オブ・ベストを探して彷徨うよりも、ベター×ベターでより大きな成果を目指したいと思っています。

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