大丈夫だと言われても・・・・

少子高齢化が進めば年金制度が破綻するかも・・
自分たちはちゃんと年金が貰えるんだろうか・・
そんな心配をしている人は多いのではないでしょうか。
この不安に対する国の答えは、いつも、
「年金制度は破綻しません!!大丈夫です!!」
という決まり文句です。
国の言葉を信じるかどうかは別にしても、
国の言っている「大丈夫」の基準が何処にあるのかを知っておく必要はあります。
厚生労働省が作成した「将来の公的年金の財政見通し」にその基準が載っています。
ざっくり言えば、国は、所得代替率50%を維持出来ることを「大丈夫」の基準にしています。
所得代替率の計算式は次の通りです。

この所得代替率が50%になるということは・・
夫婦2人が平均的な会社員(1人)の手取額の半分で生活して行くということです。
とても「大丈夫」だとは思えない水準ですが、それほど悲観的になる必要はないかもしれません。
この所得代替率は、「平均賃金で40年間会社員として働いた夫」と「ずっと専業主婦だった妻」という夫婦をモデル世帯として、その年金収入と「現役世代の男性の平均手取り額」を比較しています。
現在では、このような夫婦はまれで、共働きの夫婦の方が標準的ではないでしょうか?
奥様がお勤めされていて、厚生年金に加入していれば、夫婦の年金額はモデル世帯よりもずっと多くなります。
平均の数字よりも、わが家の場合は幾ら貰えるのか?が気になるところです。
その金額は、皆さんのお誕生月に送られてくる年金定期便から知ることが出来ます。
老後の生活のベースとなるのは、やはり公的年金です。
その受給見込額を知ることは、資産形成を始める第一歩かもしれません。
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