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ファンドマネージャーは初詣で暴落を祈願する

ある外資系運用会社の日本法人のトップを勤めるファンドマネージャーは、毎年、初詣に行くと株式市場の大暴落を祈願するそうです。

他人のお金を預かり、それを増やすことを使命とするファンドマナージャーが大暴落を祈願するのは、優良な企業の株式がバーゲンセールになるのを待っているからです。

株式というのは、企業が商売をスタートするときに、その元手(=資本金)を提供した人に対して、その提供した割合に応じて発行される企業の「権利書」のようなものです。

企業が利益をあげ続けて、資産を増やし続ければ、その「権利書」である株式の値段(=株価)が上がり続けるのは、ある意味必然です。

でも、日々の株価は株式市場での取引によって決まっています。

株式市場での取引というのは、「売りたい人」と「買いたい人」がその価格について折り合いをつける競りのようなものです。

「今は景気が良いから企業の利益も増えるだろう」とみんなが思えば、株式を買いたい人が増えて株価が上がります。

反対に「これから景気が悪くなって企業の利益も減少するだろう」とみんなが思えば、株式を売りたい人が増えて株価が下がります。

後者の下落局面においては、景気に左右されて利益が大きく減ってしまうような企業の株価が下がるのは当然ですが、不景気でも利益を増やし続けているような優良企業の株価までいっしょに下がることがあります。

冒頭のファンドマネージャーは、このときを待っているわけです。

優良企業の株価が下がったときに果敢に買い増ししておけば、いずれ株価が利益に見合った適正な水準に是正されたときに大きな利益を得ることができます。

下がったときに果敢に買い増しできるのは、優良企業を見極める眼力があるからです。

私自身はそんな眼力はありませんが、そんな眼力を持ったファンドマネージャーが運用する投資信託に自分の資産を託すことで、資産を大きく増やすことが出来ています。

優良企業を自分の力で見極めたいという方もいらっしゃるかと思いますし、それこそが株式投資の醍醐味かもしれません。

ただ、その為にはかなりの労力が必要になります。

そこはプロにお任せしたいという方にとっては、投資信託こそが資産運用の王道です。

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