殿様商売を喜べますか?【2024年8月】
<<<以下はニュースレターの原文です>>>
上は、先日 Microsoft から届いたオフィス365の値上げを通知するメールです。
お使いの方も多いと思いますが、オフィス365と言うのは、WordやExcelなどのオフィスソフトを毎月定額の料金で利用できるサービスです。
2IDで2,060円/月だった料金が、2,472円/月になるので、20%という大幅な値上げです。
一般的な企業では、値上げをしたくても、顧客の買い控えや競合企業へ顧客流出を懸念してなかなか値上げに踏み切れないといったケースが多いのではないでしょうか?
ところが、Microsoft からのメールの文面は、『値上げしますので、解約したい方はご自分で手続きして下さいね』といったトーンです。
普通なら「ふざけるな!!もう解約だ!!」となりそうなものですが、私はこのメールを受け取っても、解約しようとは全く思いませんでした。
なぜなら、オフィスソフトは仕事の必需品であり、代替品が無いからです。
さて、今回改めて思ったのは、顧客から見て腹立たしいくらいの殿様商売をしている企業というのは、株主の立場からみればとても魅力的な企業だということです。
値上げによって Microsoft が獲得するであろう利益は、Microsoft の株主のものです。
私自身も投資信託を通じて間接的にMicrosoftの株主になっていますが、株主としては、どんどん値上をげして利益を増やしてくれと思うわけです。
現在は、誰でも簡単に株主になることができます。
皆さんも消費者としてお金を払うだけではなく、株主として会社の利益を自分のものにしませんか?
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