＜＜＜以下はニュースレターの原文です＞＞＞

現在のような株式市場の下落局面でこそ『投資の成績＝数量×金額』という式の意味を再確認していただきたいと思います。

皆さんが上のグラフの３つの銘柄(Ａ,Ｂ,Ｃ）に投資をするのなら、どれを選びますか？

どれも1万円でスタートした価格が20年後に3万円になっています。

スタート時点で一括投資をするのなら、どれを選んでも20年後の投資の成績は同じです。

例えば、スタート時点で100万円を一括投資すれば、1口1万円ですから100口買えます。それを20年後に1口あたり3万円で売却するので、投資の成績は 100口×3万円＝300万円 です。

では、一括投資ではなく、毎年5万円ずつ、合計で100万円（5万円／年×20年）を投資した場合の投資の成績はどうなるのでしょうか？

この場合の投資の成績の順位は次の通りです。

どの銘柄も毎年5万円ずつ買うわけですから、価格が低い銘柄は多くの口数を、価格が高い銘柄は少ない口数を買うことになります。

そのようにして毎年毎年、銘柄ごとに買えた分だけ口数が積み上がって行きます。

そして、20年後にどの銘柄も1口当たり3万円で売却するわけですから、口数を多く買えている銘柄ほど投資の成績は高くなります。

水色のCが一番になるのは、途中で価格が下がっていたからです。

この理屈をご理解いただければ、一時的な下落はむしろ歓迎だとなりますし、下落局面で積立投資を中止すれば、投資の成績を損なうことが解るはずです。

今回のような下落局面での行動が5年後、10年後の運用成績を大きく左右するはずです！！

【補足】全国平均のお米の価格が5キロ当たり4,378円となったそうです。1年前の3月は2,198円でした。1年前に買いだめしていたら良かったですね！？