あなたの『当たり前』を疑うとき!?【2025年10月】

<<<以下はニュースレターの原文です>>>

↑は、日本とアメリカの家計金融資産の構成比です。
日本は、現預金が54%、株式と投資信託の合計が18%。
一方アメリカは、現預金が13%、株式と投資信託の合計が52%。
「元本が保証された現預金」と「値動きがある株式+投資信託」の比率が、ほぼ真逆になっています。
その結果、2002年から2022年までの20年間で、アメリカの家計金融資産が3.3倍になっているのに対して、日本の家計金融資産は1.5倍にしか成長していません。↓


資産構成がここまで違うのは、何を『当たり前』だと思っているかが違うからだといいます。
日本人は、元本割れの心配が無い現預金という形で資産を保有するのが『当たり前』。
一方アメリカ人は、値動きはあっても長期的に成長が期待できる株式や投資信託という形で資産を保有するのが『当たり前』 。
『当たり前』が真逆だから、資産構成が真逆になり、その結果として資産の成長力に大きな差がついているというわけです。
資産の保有形態について、私たちの『当たり前』を転換しなければ、これから先の20年で、アメリカ人と日本人の資産格差は益々大きくなるでしょう。
そして、日本人の間でも、何を『当たり前』と考えるかで、資産格差は広がります。
見知らぬアメリカ人がお金持ちになって悔しくはないかもしれませんが、お隣さんや、会社で机を並べる同僚が、自分の何倍も資産を増やしていたら、悔しい思いをするかもしれません。
日本でもインフレが定着した(?)今、『当たり前』を疑ってみるタイミングかもしれません。
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