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現金はフィクション・株式はノンフィクション【2026年4月】

<<<以下はニュースレターの原文です>>>

もしも、あなたが8万円が入った封筒」「ユニクロの株券が1枚入った封筒」かをもらえるとしたら、どちらを選びますか?

現在(2026年4月17日)のユニクロの株価は74,050円ですから、8万円が入った封筒をもらった方がお得です。

では、封筒を開封できるのが10年後だとしたら、どちらを選びますか?

この選択をする為には、10年後のユニクロの株価を予想する必要があります。

近年の実績を確認してみると、ユニクロの株価(赤の折れ線グラフ)は、ユニクロの利益(青の棒グラフ)の成長に伴って、大きく上昇しています。

10年後のユニクロの株価が今よりも上昇しているかどうかは、10年後のユニクロの利益が今よりも大きくなっているかどうかで決まります。

株式は、企業という実態のある存在に紐づいていて、企業が所有する有形無形の資産の価値とその資産を活用して生み出される利益の大きさによって価格(=株価)が決まります。

一方、1万円札の価値は、みんながその「紙切れ」に1万円の価値があると信じているから私も信じる・・・といった曖昧な信頼関係だけを頼りにしています。

そう考えると、現金よりも株式の方が、よっぽどリアルな存在だと言えます。

先日の決算発表会でユニクロの柳井正会長は、「今の原油高騰が続けば、値上げせざるを得ない」といった発言をしています。

ユニクロは2022年にも製造コストの上昇を理由にフリースやヒートテックなどの主力商品を大幅に値上げしていますが、同時に品質も高めることで消費者の支持をつなぎとめ、売上と利益の拡大に成功しています。

ユニクロのような企業が値上げを「成功」させたとき、その企業の株価は上昇しますが、1万円札で買える商品の点数は減少します。

これこそがインフレの正体です。

インフレ下で保有する資産として、現金か株式か、あなたはどちらを選択しますか?

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