見せかけの高金利のご注意を!!【2026年9月】

<<<以下はニュースレターの原文です>>>
長年、超低金利が続いた日本でも、ここ最近は金利がだいぶ上昇しています。
この金利上昇を受けて銀行が預金金利を上げたり、保険会社が予定利率を上げたりしています。
先日、あるお客様から一時払養老保険の加入についてご相談がありました。
その商品は予定利率が3.4%で、保険料を1,000万円支払うと、15年後に1,605万円の満期保険金を受け取れるといった内容でした。
600万円以上もお金が増えるのは、一見すると魅力的に見えます。
でも、この商品が本当にお得なのかどうかは、物価の変動を考慮して判断する必要があります。
そもそも、金利が上がっている要因の1つが、物価の上昇です。
なぜ物価が上がると金利も上がるのでしょう?
「金利」は、お金の貸し借りをするときに『お金のレンタル料』を決める割合です。
お金を借りている人が「借入金額×金利=利息」を『お金のレンタル料』としてお金を貸してくれた人に毎年支払います。
お金を貸している人の立場で考えてみれば、物価が上昇しているということは、その分だけ貸しているお金の価値が減少してしまっているわけですから、当然、物価が上昇した分だけ金利を上乗せしたいということになります。
消費者物価指数は2023年が+3.2%、2024年が+2.7%、2025年が+3.2%ですから、金利が3%代になるのは、ある意味当然です。
今後、物価が毎年3%ずつ上昇した場合、15年後の1605万円は、現在の1030万円と同じ価値ですから、前述の一時払養老保険は、実質ではほとんど増えていないということです。
インフレ下での資産運用は、下りのエスカレーターを駆け上がっている様なものです。

階段を上っているつもりが、いつまで経っても目的の階に到達できない(=豊かになれない)といった状況になりかねません。
名目(見せかけ)のリターンが魅力的に見えても、大切なのは実質のリターンです。
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