資産運用② 株式投資のリスク

前回の記事(株式ってなに?①)では、株式を保有して会社のオーナーになることで、会社が稼ぐ力を個人の資産形成に活かせること、労働所得ではなく資本所得を得られることをお伝えしました。

今回は、株式を保有することのリスクについて解説したいと思います。

前回の記事でも触れた通り、株式の価格(株価)は、その会社が保有している資産の額とこれから稼ぐ(であろう)利益の額で決まります。

ですから、利益が出ていて、しかも、その利益がこれから益々大きくなるだろうと予想される会社の場合には、株価が上昇します。

一方、赤字が続いている会社の場合には、通常は株価が下落します。

赤字ということは、売上(入ってきたお金)よりも経費(出て行ったお金)の方が多かったということですから、その分だけ会社の資産が減っていることを意味します。
今後も赤字体質から抜け出すことができなければ、資産が減り続け、いずれは資金繰りに窮して倒産してしまうかもしれません。
倒産してしまえば、その会社の株式は何の価値も持たないただの紙くずになってしまいます。

このように会社が利益をあげることが出来ずに株価が下落すること、最悪の場合には株価が0なってしまうことが、株式投資のリスクです。(ここで注意が必要なのは、株主の損失の額は、最大でもその株式を購入するために支払った金額だということです。倒産した時点で会社がどれだけ大きな借金を抱えていたとしても、株主がその借金の返済を求められることはありません。)

前回の記事と今回の記事でお伝えしたのは、会社が利益をあげれば株価が上昇し、会社が赤字を出せば株価が下落するという、極々当たり前のことです。

「そんなこと解っているよ!!」という方も多いでしょうし、「株価は利益の額だけじゃなくて、金利や為替や国際情勢の影響だって受けるじゃないか!!」と思った方も多いかもしれません。

確かに、株価は様々な要因で上下します。
でも、それは、錨(いかり)をおろした船が波や風の影響で水面を漂っているようなもので、船が錨をおろした地点から遠く離れることはないように、株価が『その会社の稼ぐ力』からかけ離れた評価のまま高止まりしたり、割安に放置されたりすることはありません。


株価はその会社の稼ぐ力で決まる・・・この当たり前で、シンプルな原則を常に心に留めておくことが、資産運用、とりわけ長期の資産運用で成功するためにとても大切なことです。

次回の記事では、株式投資の本質を「資本家と労働者」という視点から解りやすく解説したいと思います。

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