＜＜＜以下はニュースレターの原文です＞＞＞

FacebookやInstagramを見ていると、ホ●エモン、森●卓郎、池●彰などの著名人が『急騰確実な銘柄情報を無料で配信中！！』等の誘い文句でLINEの友だち追加を促している広告をよく見かけます。

勿論、この手の広告は全て偽物です。

友だち追加すると、その著名人のアシスタントを名乗る人物とのやり取りが始まり、投資勉強会などのLINEグループに誘われます。

そのグループには「サクラ」のメンバーが大勢いて「●●さんに教えてもらった通りに投資をしたらこんなに儲かりました！！」とか「おかげ様でポルシェを購入できました！！」みたいなメッセージが飛び交っています。

さらには、あたかも著名人本人が喋っているかのような偽動画まで用意されています。

詐欺グループの労力と技術力は相当なもので、その成果（？）は数字に表れています。

警察庁の発表によると、令和5年に確認されたSNS型投資詐欺は2,271件で、被害額は277.9億円に上ります。

それでも、多くの方は「自分はそんな詐欺には騙されない」と思っているのではないでしょうか？

しかし、新しい詐欺の手口が次々と生み出され、AIなどの技術も活用してより巧妙になっていることを考えると、油断は禁物かもしれません。

下図は被害者の年齢分布です。40代から60代の社会経験が十分にある世代で多くの被害が出ています。

ご自身やご家族がこのような投資詐欺にあわないためには、投資を避けて遠ざけるのではなく、正しい投資の知識と経験を出来るだけ早くから積んでおくことが大切かと思います。

正しい知識と経験が、偽物に遭遇したときの免疫反応を高めてくれます。